2023.04.29 19:49牡丹華18/72きょうから七十二候は18番目の牡丹華(ぼたんはなさく)が始まります。牡丹の花は10日から20日ほどで散ります。春の終わりを告げます。花王とも呼ばれるほど豪華な花をつけます。魔よけの力をもつ唐獅子と百花の王の牡丹を合わせた唐獅子牡丹。16世紀に中国から伝わり、19世紀後半には勇気の象徴になりました。花言葉は「王者の風格」「風格ある振る舞い」「高貴」「壮麗」。古くから食用だった猪肉を鍋にするとき、皿に...
2023.04.28 20:37炒飯日本ではチャーハンと読みますが広東語ではツァンファンに近い読み方をします。6世紀から7世紀隋王朝時代の書物に登場しています。鉄器の発達と石炭利用が調理技術を大きく発展させ炒飯が誕生ました。米を炊くときに水ではなくスープを使い、味をつけた米を炊き、たっぷりの油で炒めるのが本格中華の調理法です。日本では残ったご飯を炒め手軽に食べる料理として普及しました。卵を使わない場合は焼き飯と呼ばれます。食堂では卵...
2023.04.27 20:12たけのこいまが旬のたけのこ。食物繊維が豊富で腸内環境を整えます。カリウムも多く動脈硬化や高血圧を予防できます。日本では12月と4月に国産ものが出回ります。そのほかの月に店頭に並ぶたけのこはほとんどが輸入品です。たけのこは流通量の85%が輸入、その80%以上が中国で生産されています。ラーメンで使われるメンマは麻竹(マチク)から作りますが、国内では育たないのでほぼ輸入品です。台湾や中国ではマチクを麺にはのせな...
2023.04.26 20:20コンパニオンプランツ共栄作物、共存作物とも言います。野菜や花の近くに植えることで良い影響を与える植物のこと。病害虫の被害が減り、生育が良くなり、風味や味が上がります。農薬や化学肥料を減らしたり、無くしたりすることができます。植物のお医者さんと呼ばれるマリーゴールドは有名です。畑では小松菜のコンパニオンプランツとしてリーフレタスを育てました。おかげで小松菜は白錆病以外は被害がなく大きく育ちました。すべての小松菜を収穫し...
2023.04.25 20:52小松菜終了ことしから借りている戸塚区の小雀農園。最初の収穫だった小松菜。毎週火曜に収穫を続けました。種まきから56日目のきのう、最後の2145gを収穫してすべて終了しました。全量は4593gにもなりました。除虫を促すコンパニオンプランツとしてリーフレタスをいっしょに育てました。そのおかげかまったく虫食いの被害がなかったです。βカロテン、ビタミンC、カルシム、鉄が豊富です。抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の健康維...
2023.04.24 18:25霜止出苗17/72きょうから七十二候は17番目の霜止出苗(しもやみてなえいずる)が始まります。米の種、種籾が発芽する時期になりました。稲はまず種籾を発芽させて生育します。米はトウモロコシ、小麦とともに世界三大穀類の一つ。日本列島では古くから人々の暮らしと食の中心でした。立春から数えて88日目の八十八夜、ことしは5月2日です。これまでは遅霜とか忘れ霜と呼ばれる低温になる日があり、農家は警戒します。気温が5度以下になる...
2023.04.23 19:41ストール飼育廃止日本の養豚場では90%以上がストール飼育をしています(2018年段階)。妊娠ストール、分娩ストールと呼ばれる拘束のための檻で飼育することです。人工的に妊娠させた母豚を入れます。歩くこと、横を向くこと、後ろを向くことができず、地面はコンクリート。時々落ちてくる餌を食べながら100日間過ごします。尻部の下はすのこ状になっていて自動的に糞尿が落ちて処理されます。分娩が近づくと分娩ストールに移され、子豚の...
2023.04.22 19:08スプラウト種子を発芽させた新芽をスプラウトと言います。新芽野菜、種子野菜とも言います。日本では千葉県の村上農園が20年以上前にキャベツ、ブロッコリー、マスタードの新芽をスプラウトとして販売したのが最初です。古代中国では5000年前にすでに栽培されていました。平安時代に貴族が食べていた記録があります。種にはなかった栄養がスプラウトには生成されます。ビタミン、ミネラル、フィトケミカルが豊富です。これらは生長とと...
2023.04.21 19:52ブランド米の乱立減反政策が廃止された2018年以降、ブランド米が続々と生産されています。日本穀物検定協会によると2022年産米の152銘柄が食味ランキングに出品され40銘柄だ最高級の特Aでした。出品数の26%を占めています。店頭ではブランド米が乱立し、飼料などの値上がりで価格も高騰、差別化が難しくなり、販売増につながりにくくなっています。光熱費、そのほかの食材費が値上がりし消費者は価格帯の安い米を買う傾向が強くな...
2023.04.20 19:51葭始生16/72七十二候は昨日から16番目の「葭始生(あしはじめてしょうず)」が始まりました。葦はイネ科の多年草です。茎の高さは2m-3mにまで伸びます。春に咲く若芽は尖っているので葦牙(あしかび)、葦の角、葦の錐などと呼ばれます。古くから稲刈りの後に葦を刈って暮らしに役立ててきました。屋根、すだれ、紙、生薬などに使われました。神話で「葦原の国」と言えば日本のこと、ずっと昔から人々の生活を支えていたのですね。「ヨ...
2023.04.19 20:49穀雨6/27二十四節季は今日から6番目の穀雨(こくう)が始まります。気温が上昇し、穏やかな雨が田畑を潤し、種まきに適した時期になりました。食堂の畑やプランターでもジャガイモ、小松菜、リーフレタス、インゲン、ほうれん草が勢いをつけて育っています。降ったりやんだりする小雨は春時雨(はるしぐれ)、桜が咲いているときに降る花時雨、しとしと静かに降る春雨、激しく振るにわか雨は春驟雨(はるしゅうう)、菜の花が咲くころの長...
2023.04.18 19:45補助金カット政府は多くの分野で政策を実施するときに地元や事業者に多くの補助金を払って実現を後押ししています。50年近く続いた米の減反政策でも多くの補助金が農家に支払われ続けました。減反政策が終了した2018年、強いブランドをもつ北海道、新潟、青森や消費地に近い千葉、神奈川は増産を発表しました。これに対して熊本、福島、山口など8県は減産をほかの自治体は現状維持を発表。自由に米の生産量を決められるようになっても全...