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2025年1月29日

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2025年1月29日

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2024年12月1日

種まきや定植をするために畑の土を細高く盛り上げたものを畝(うね)、畝を作ることを畝立てと言います。畝立てをすると、水はけや通気性が良くなります。作業性が高まります。周囲の温度変化を受けやすく地温が上がりやすくなります。水はけが悪い畑では20cm-30cmの畝を作ると排水性が高まります。高い畝を高畝と呼びます。野菜が効率よく日光を浴びるように南北方向に作ります。午前中は東から、午後は西から満遍なく光があたります。東西方向に作ると北側の畝に光があたりにくくなり生育むらができます。畝の幅は60cm-100cm、畝と畝の間は60cm以上は確保しましょう

1月29日(水)は定休日です

No.1991

12月23日調理の肉野菜炒めと野菜炒め

1310 days until the end of the first phase

土に肥料を入れることを施肥(せひ)と言います。元肥の施肥には全面施肥と溝施肥があります。土面全体に施肥をしてよく耕して土に混ぜ込むのが全面施肥。葉物野菜や、ダイコンやニンジンのように直根性で肥料がじかに根にあたると困る野菜に向いています。溝を掘って施肥をして土を埋め戻すのが溝施肥。果菜類のように肥料を求めて根が伸びるナスなど生育期間が長い野菜に向いています。2024年の小雀農園。それぞれの野菜の種まきや定植から収穫終了までは次の通りでした。小松菜135日。キタアカリ105日。サクサク王子90日。空芯菜65日。白菜77日。ニラ275日。長葱205日。大根98日

1月28日(火)の昼は通常営業、午後は仕入れのためお休みします

No.1990

12月22日調理のエビ野菜炒め

1311 days until the end of the first phase

作物の初期育成に必要な養分を補うための肥料が元肥です。堆肥や石灰にも養分が含まれています。最終的に元肥を施して土中の養分バランスを整えます。種まきや定植の1週間前がいいでしょう。野菜は生育に必要な肥料の量が決まっています。一度にたくさん施しても効果がありません。土の中に一定の養分が保たれ続ける状態が必要。栽培期間が長い野菜は元肥と追肥を施し、短い野菜は元肥のみで大丈夫です。とくにリン酸は土への浸透が遅いので、追肥よりも元肥で施しましょう。元肥は緩効性、遅効性のある肥料、追肥は即効性のある肥料と区別します。可食部分(食べられるところ)が実なのか、葉なのか、根なのかによって必要な肥料や施肥タイミングが異なるので、それぞれの野菜の特性を知って育てます

No.1989

12月22日調理のステーキ(要予約)

1312 days until the end of the first phase

日本の土壌は雨が多くミネラルが流されやすいので酸性に傾きやすい傾向があります。また化石燃料の燃焼と火山活動などにより発生する酸性雨が大問題になっています。多くの野菜はpH6.0-6.5の弱酸性を好みます。酸性が強い土壌では根が傷み、根がリン酸を吸収しにくくなります。そこで石灰を投入して栽培する野菜に応じた酸性度に土壌を調整します。アルカリ性に傾くと生育が悪くなるものもあるので、石灰をたくさん使えばよいというものではありません。とくに消石灰は窒素分がアンモニアとなって消えてしまいます。アンモニアが作物を傷めることもあります。学校の校庭で使われる白い粉は消石灰。校庭には草木が生えていませんね

No.1988

12月20日調理の蒸し餃子

1313 days until the end of the first phase

きょうから七十二候は71番目の水沢腹堅(さわみずこおりつめる)が始まります。沢に氷が厚く張りつめるという意味です。小雀農園はバケツやじょうろに残った水の表面が日の出の頃にはすっかり凍っています。北海道の層雲峡、青森県の奥入瀬渓流、茨城県の袋田の滝など滝が凍る「氷瀑」が有名です。長野県の諏訪湖。凍った氷が割れて筋になってせり上がる「御神渡り」の観察が連日行われています。しかし、大寒の日でさえ、朝の諏訪湖は氷点下0.4度。これは3月下旬並みの「あたたかさ」とのこと。神事を司り、御神渡りの判定をする八剱神社では立春まで観察を続けています

1月25日(土)は健康増進のため臨時休業させていただきます

No.1987

1月4日の小雀農園。バケツ表面の水がすっかり凍っています

1314 days until the end of the first phase


堆肥は用途によって育土堆肥と養分堆肥に分けられます。育土堆肥は、落ち葉・もみ殻・草質・木質など植物質由来の堆肥です。養分は少なめですが、水はけや通気性などの物理性を改善し、土壌生物を増やして生物の多様性を高めます。土壌改良が主目的ですが、有機物マルチの素材にもなります。養分堆肥は、牛糞、鶏糞、豚糞、生ごみ、ボカシなど養分を多く含む堆肥です。主として野菜に養分を供給する肥料的な使い方をします。春の作付けに養分堆肥をしたら、秋の作付けに育土堆肥をするなど交互に施すと、それぞれの堆肥の効果が相乗的に積み重なります

No.1986

12月20日調理の麻婆野菜丼と海老炒飯

1315 days until the end of the first phase

水はけや保水性、通気性の良いふかふかの土を作るためには、よく熟した繊維分が多い堆肥を土に入れて耕します。堆肥は有機物(落ち葉、雑草、生ごみ、米糠、油粕、家畜の糞など)を微生物の働きで発酵・分解させたものです。堆肥の微生物は耕運によって土に移り、さらに堆肥の有機物が土壌生物の餌になり、土壌微生物が豊かになります。この微生物の働きにより病害虫の発生が減り、土の団粒構造が発達して、ふかふかの土ができあがります。法律の改正により完全に発酵されていない堆肥は衛生上販売してはいけないことになりました。しかし、中には不十分なものもあるので、作付けの2週間以上前には堆肥を投入して発酵を促進させ、分解を進めておきましょう。小雀農園では余裕をもって1ヵ月前に堆肥を投入しています

1月23日(木)は定休日です

No.1985

12月18日、松崎の妹夫婦から米作りの後の藁を分けてもらいました

1316 days until the end of the first phase

化学肥料は土壌生物の食べ物になりません。肥料成分に何らかの化学的加工を施したものが化学肥料です。鉱石や結晶そのものは天然の無機肥料、動植物遺体や排せつ物そのものは天然の有機肥料。これらに何らかの化学的加工を加えると化学肥料になります。植物の生育には17種類の必須元素が必要です。その中の窒素・リン酸・カリウムは肥料の3要素と呼ばれるほど重要です。植物の生育はもっとも不足している養分に制限を受けます。窒素やリン酸が豊富でもカリウムが不足していると育ちません。団粒構造を作る堆肥にはこれらがバランスよくあるとは限りません。耕運のやり方によっては畑地内での偏りも生じます。窒素・リン酸・カリウムをバランスよく含むのが化学肥料です。土作りには有機物を使い、植物の栄養補給のために化学肥料を適度に使うのが安定的な生長へとつながります

1月22日(水)は定休日です

No.1984

12月16日調理のエビ野菜炒め

1317 days until the end of the first phase

大小の土が混ざり合った状態の土を団粒構造(だんりゅうこうぞう)の土と呼びます。適度な隙間があるので水はけや空気の通りがよくなります。土のかたまりに水や養分を蓄えるので水持ちや肥料持ちもよくなります。団粒のすきまには無数の微生物が棲みつきます。土壌生物が多様化すると野菜を害する特定生物がまん延しないので病害虫も発生しにくくなります。土の団粒化をはかるには土の中に棲む無数の活動が必要です。土壌生物が枯れた植物や根を食べながら活動し、分泌する粘液が接着剤の役割を果たし、土や腐食、ミミズの糞などがくっつきあって団子が作られます。かたい土をほぐすのは植物の根やミミズなどの土壌生物です。土壌生物を増やして団粒構造の土を作るには堆肥など土壌生物の食べ物となる有機物を投入することが必要です。小雀農園はいま苦土石灰で中和中、無農薬で作られた米からとれた藁をまいてなじませています

1月21日(火)の昼は通常営業、午後は仕入れのためお休みします

No.1983

12月15日の特製コース「フルーツ」

1318 days until the end of the first phase

きょうから二十四節気はラストの大寒(たいかん)が始まります。長く日本社会では太陽の動きで農作業を準備し、月の動きで暦を数えました。一年の太陽の動きを24に分けたのが二十四節気。そのラストが始まります。大寒の最終日は2月2日。節分です。一年のうちでもっとも寒い時期を迎えます。3日間寒い日が続くと4日間暖かい日が続く、三寒四温はこの時期の気象現象です。七十二候は70番目の 款冬華(ふきのはな さく)が始まります。春を告げるフキノトウがひょっこりと顔を出す季節が近づいてきました。かつて鶏は冬前に大量にえさを食べ栄養を蓄えました。冬本番にはじっと過ごし卵は産みませんでした。そんな大寒の日に産んだ卵はとても栄養価が高く「大寒卵」として縁起物として扱われました

No.1982

12月15日調理の特製コース「海老玉」

1319 days until the end of the first phase

畑の土作りには3つの要素があります。生物性・物理性・化学性の改善です。物理性とは通気性・土の構造・水はけ・保水性。化学性とは酸性度・肥料成分。生物性とは生物の多様性。無数の土壌生物が盛んに生命活動をすると、団粒構造と呼ばれる理想の土が作られていきます。生物性がよくなると、物理性と化学性もよくなります。水はけがよくなると、さらに生物性がよくなるなど、互いに関連しあっています。これら3つの要素を改善することが理想の土作りへとつながります

No.1981

12月15日、特製コースの蒸し魚「マダラ」

1320 days until the end of the first phase

食堂で使う野菜の一部を自分で作っています。野菜は季節によって旬が違うのでお店で売っているように、いつもあらゆる野菜を作ることはできません。その時期の野菜のあくまでも一部を手作りしています。料理に収穫した野菜を使っている時は店内にイラストで展示しています。多くの小売野菜には除草や除虫、病害を防ぐために農薬が使われています。安定的に収穫するために化学肥料も使われています。これらが人体に影響が出る基準以下のものが出荷されていますが、長期間摂取の影響は完全に科学的には証明しにくいものと私は考えます。そこで完全な無農薬、完全な化学肥料不使用を貫くために自分で種や苗から育てています。自分で育てると野菜や穀物作りはとても障害が多いことに気づきます。一週間も放置すると草だらけ、ネットをかけないと蝶や蛾の卵だらけ、昨今の猛暑続き。プロの農家が安定的な収穫で収益を確保するために農薬や化学肥料を使うのは仕方がないかもしれません

1月18日(土)は終日貸し切りです

No.1980

12月15日の特製コース「お造り:氷見ブリ・ホタテ・本マグロ」

1321 days until the end of the first phase