ストール飼育廃止

日本の養豚場では90%以上がストール飼育をしています(2018年段階)。妊娠ストール、分娩ストールと呼ばれる拘束のための檻で飼育することです。人工的に妊娠させた母豚を入れます。歩くこと、横を向くこと、後ろを向くことができず、地面はコンクリート。時々落ちてくる餌を食べながら100日間過ごします。尻部の下はすのこ状になっていて自動的に糞尿が落ちて処理されます。分娩が近づくと分娩ストールに移され、子豚の離乳が終わると再び妊娠ストールに戻されます。精神的に異常をきたし柵をかんだり、口に何もないのに咀嚼を繰り返したりします。健康上の悪化も発生します。世界中でスツール飼育は廃止され始めています。EU、中国、ブラジル、タイでは自由に動き回れる飼育へ切り替えました。日本では2018年に日本ハムが2030年までに全養豚場でのストール飼育の廃止を明言。2023年度末までに飲水設備の完備と環境品質カメラの設置をすすめています。厚労省の設置基準では新設以外では飲水設備の設置を求めていないので、古い所では豚や牛が水を飲む設備がありません

No.1345

4月1日調理の肉野菜炒め

1956 days until the end of the first phase

佐々木食堂

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