2020.07.30 20:366つの基礎食品体に必要な栄養素をバランスよく食べるためには日常生活で様々な食品をバランスよく食べる必要があります。そこで使われる食品の分類のうち、栄養学で使われるのが6つの基礎食品です。毎日、6つのなかから2から3の食品を食べると必要な栄養素をバランスよく食べることができます。たんぱく質、ミネラル、カロテン、ビタミンC、炭水化物、脂肪に分類されます。食堂では肉野菜炒め、生姜焼き、豚キムチが、このうち4から5の基...
2020.07.29 20:19油淋鶏中華の調理法で揚げることを炸(ぢゃあ)と言います。複数の方法のなかで、鶏などの大きな材料に上からそのまま油をかけながら揚げる方法が油淋炸(ゆーりんぢゃあ)です。だから油淋鶏(ゆーりんちー)と言えば、鶏をそのまま片手で持ちながら、片手でお玉に高温の油を入れてかける調理が本来の方法です。衣も何もつけない素揚げは清炸(ちんぢゃあ)と言います。油淋鶏は揚げた後に首、手羽、腿、胴をカットして皿に鶏の姿で並べ...
2020.07.28 21:15鶏のふすま焼き大山鶏のもも肉を25gずつカットして5個=125gが一人前です。ご注文を受けてから下味(塩胡椒・老酒)をつけます。あらかじめ漬け込むとしみこみすぎるからです。おろし生姜と醤油を足して、全卵とふすまでコーティング。ふすまは小麦の皮です。栄養分が多くでんぷんがないので、炭水化物の過剰摂取を防ぎます。高温のスチームコンベクションオーブンで水蒸気と熱風で内部から焼き上げます。油に入れて揚げないので、よけい...
2020.07.27 21:10ミネラルひとを構成する元素は約20種類と言われています。そのうち酸素、炭素、水素、窒素が90%を占めています。そのほかの元素のうちの4%をミネラル(無機質)と呼びます。ミネラルは体内で合成できないので食べ物として取り入れる必要があります。体の構成成分や生理作用を調整する働きがあるので、不足すると様々な疾患を引き起こします。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンを多量ミネラルと呼び、鉄、亜鉛、...
2020.07.26 21:03ビタミンCコラーゲンの合成に必須なビタミンがビタミンCです。コラーゲンは体内に最も多いたんぱく質です。25%から33%も占めています。細胞と細胞を結び付ける組織の主成分です。ビタミンCが不足すると傷口が治りにくくなったり、歯ぐきから出血したりします。壊血病を引き起こします。鉄の吸収を高め、活性酸素を除去し、細胞膜の老化を防止し、発がん物質の生成を抑えます。水に溶けやすく、熱に弱いので、食品が新鮮なうちに手早...
2020.07.25 20:44赤血球とヘモグロビン赤血球には核がありません。その赤血球中のヘモグロビンは酸素を全身に酸素を運ぶ重要な働きをします。葉酸とともにビタミンB12はヘモグロビンの合成を助け、悪性貧血を予防します。アミノ酸の代謝、核酸の合成にも葉酸とともに関わっています。胃の粘膜にある内因子によって吸収されるので胃を切除している人は欠乏症を引き起こします。また、植物性食品には含まれないので菜食主義の人は欠乏症に注意が必要です。しじみ、牛レ...
2020.07.24 20:56V-B9葉酸はホウレンソウの成分から発見されたビタミンです。核酸の合成やアミノ酸の代謝に関係しています。血液を作る働きがあるので、不足すると悪性貧血になります。腸内細菌で合成され、葉物野菜や果物、豆類やレバーに含まれ、欠乏症はほとんど見られません。ビタミンB9とも呼ばれています
2020.07.23 20:18ご飯を食べましょうビタミンB6はたんぱく質の代謝に関わっています。皮膚や歯を作り、成長を促進します。発育期の子どもや妊産婦にはとくに必要なビタミンです。腸内細菌によって合成されるので欠乏症は起こりにくいのですが、妊娠期の女性や抗生物質を長期にわたって使用しているひとは腸内細菌が減少するので皮膚炎を起こすことがあります。精白米に多く含まれているので、主食である日本では欠乏症はほとんど見られません
2020.07.22 21:02V-B3必須アミノ酸のトリプトファンを摂取すると体内でビタミンB3が合成されます。このビタミンB3をナイアシンと呼びます。水に溶け、酸、アルカリ、熱、酸素、光のいずれにも安定しています。皮膚の発育や消化器系の働きに関わっています。牛乳や鶏卵、魚肉に多く含まれています。アルコールが肝臓で分解されると猛毒のアセトアルデヒドが生成されます。ナイアシンはアセトアルデヒドの分解を行うので、二日酔い防止の役目もありま...
2020.07.21 19:55発育ビタミン不足すると口内炎、口角炎、目の充血、発育障害を引き起こすのがビタミンB2です。ビタミンB2は酸や熱に強く、強い光やアルカリによって分解されます。黄色です。糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関係し、なかでも脂質の代謝を促すので脂質を摂取するときはいっしょにとると効果的です。牛の肝臓、うなぎ、鶏の肝臓、牛乳、マイワシ、ブリ、マガレイ、マサバ、納豆に多く含まれています。栄養素を含む食事をしても、ビタミンB2...
2020.07.20 19:36疲労回復ビタミン豚肉のフィレにもっとも多く含まれているビタミンB1。ひとのエネルギー代謝を高めるので疲労回復ビタミンと呼ばれています。糖質の代謝を援ける酵素として働くので、糖質とともに摂取すると有効です。精米した米やインスタント食品には含まれていないので、こればかりを食べているとビタミンB1不足から脚気を引き起こします。江戸時代に雑穀中心の地方ではビタミンB1が補給されていましたが、白米中心の江戸では脚気が流行し...
2020.07.19 20:42V-K1とV-K2肝臓で血液の凝固に必要なプロトロンビンを生成するためにビタミンKが使われます。欠乏すると血液が固まりにくくなり出血しやすくなります。腸内細菌によって体内で合成されるので通常の食生活をしていれば不足することはありません。主に植物の葉緑体で作られ緑黄色野菜や藻類に含まれるビタミンK1と、微生物によって合成されるビタミンK2があります。ビタミンDとともに骨の形成を促進し骨粗しょう症予防にも重要です。現在...