ミネラル
ひとを構成する元素は約20種類と言われています。そのうち酸素、炭素、水素、窒素が90%を占めています。そのほかの元素のうちの4%をミネラル(無機質)と呼びます。ミネラルは体内で合成できないので食べ物として取り入れる必要があります。体の構成成分や生理作用を調整する働きがあるので、不足すると様々な疾患を引き起こします。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンを多量ミネラルと呼び、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブレンを微量ミネラルと呼びます。たとえばナトリウムは体液の浸透圧を調整し、神経の正常な刺激伝達や筋肉の収縮に関与しています。激しい下痢や多量の汗でナトリウムが喪失されると脱水症や食欲不振を引き起こします。また過剰に摂取すると高血圧になり、胃がんの促進因子とも考えられています
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