2024.09.29 20:26コレストロール15 有酸素運動有酸素運動によってLDLコレストロールの分解が促進し、HDLコレストロールが増えると言われています。中程度(ややきついと思われる)の有酸素運動を1日30分以上最低週3日、できれば毎日行うことが推奨されています。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など酸素を使って糖質や脂質をエネルギー源にする運動が有酸素運動。筋肉への負荷が少ない運動です。運動する時間が少ない方は10分間の運動を3回行っても...
2024.09.28 19:38コレストロール14 食物繊維食物繊維は便通の改善や便秘予防に有効です。同時に脂質異常症の改善にも有効です。食物繊維はコレストロールから作られる胆汁酸を便中に排泄することを促し血中コレステロール値を下げます。脂質、糖質、塩分(ナトリウム)を吸着して体外に排出する効果があり、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の予防と改善効果が期待されています。野菜類、豆類、キノコ類、海藻類、果実類に多く含まれています。現代の日本人は食物繊維摂...
2024.09.27 18:23蟄虫坏戸47/72きょうから七十二候は47番目の蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)が始まります。冬に備えて虫たちが土の中に潜って冬眠に入る様子を表しています。ここで言う虫は昆虫ではなく、ヘビやカエルなど土にこもって越冬する小生物全般のこと。ちなみに虫は象形文字でヘビのことでした。その後、人・鳥・魚・獣のどれにも属さない生き物をさすようになりました。蛙、蜥蜴、蝦、蛤、蜆にも虫偏がついていますね。ほとんどの昆虫は成虫で...
2024.09.26 20:08コレストロール13 不飽和脂肪酸LDLコレストロールを減らしたりHDLコレストロールを増やしたりする脂質が不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれます。オレイン酸(一価)はオリーブオイルに含まれLDLコレストロールを減らします。多価不飽和脂肪酸は体内で合成できないので食品から摂取する必要があります。多価不飽和脂肪酸はn-3系とn-6系に分かれます。多価n-3系のαリノレン酸、ドコサヘキサエン酸(...
2024.09.25 19:06コレストロール12飽和脂肪酸は食事中のコレストロールよりもLDLコレストロールを高くします。肉の脂身、バター、ラード、生クリーム、インスタントラーメンなどの加工食品に多く含まれます。食品に含まれるコレストロールを控えることも必要です。卵や魚卵、モツ、レバーに多く含まれています。工業的なトランス脂肪酸の摂取も控えましょう。植物油に水素を追加して作られる工業的なトランス脂肪酸は様々な疾患との関連性が指摘されています。マ...
2024.09.24 20:44コレストロール11 食生活の改善コレストロールをコントロールするには食生活の改善が必要です。性差、標準体重、身体活動レベル、年齢によって1日あたりの必要カロリーを算出できます。標準体重(BMI)は身長mの二乗×22で求められます。身体活動レベルは3段階。生活のほとんどを座って過ごすレベル1、座った状態が多いがある程度は体を動かすレベル2、移動や経った状態で過ごすことが多いレベル3に分かれます。標準体重と年齢、性差ごとに体重1kg...
2024.09.23 20:53コレストロール10 遺伝性原発性脂質異常症は遺伝子異常や家族からの遺伝によって起こります。原発性脂質異常症の中でも家族性高コレステロール血症は遺伝子素因の影響が大きいです。若年で発症し進行が早い特徴があります。若い時から動脈硬化が進み心筋梗塞や狭心症を引き起こします。300人に1人の割合で発生する比較的高頻度の遺伝性疾患です。若い頃からLDLコレストロール値が高いこと以外症状はありません。手の甲、膝、肘、瞼にコレストロール...
2024.09.22 20:47コレストロール9 喫煙煙草にはニコチン、タール、一酸化炭素など健康被害を引き起こす成分が含まれています。ニコチンはLDLコレストロールと中性脂肪の原料になる遊離脂肪酸を増加させ、HDLコレストロールを減らす作用や交感神経を刺激して血圧を上げる作用があります。一酸化炭素は細胞を酸素不足に陥らせ、血液をドロドロにして血栓が生じるリスクを高めます。タールには発がん性物質が多く含まれています。煙草は嗜好品であるという考え方があ...
2024.09.21 20:27秋分16/24きょうから二十四節気は16番目の秋分が始まります。昼の時間と夜の時間がほぼ同じになります。前後3日間を彼岸と仏教では呼びますが、墓参は日本だけの習慣です。「暑さ寒さも彼岸まで」。秋の彼岸を境に夏の暑さが和らいできます。実際に猛暑だったことしもきょうから全国各地で最高気温が下がっていくようです。ヒガンバナの別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)。サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味です。七十二候は...
2024.09.20 18:16コレストロール8 飲酒過度に飲酒すると中性脂肪とHDLコレストロールが影響を受けます。アルコールを過剰に摂取すると脂肪分が多く摂取され、肝臓で作られ過ぎたトリグリセリド(中性脂肪)が血中に漏れ、血中濃度が上がります。トリグリセリドは糖類とアルコールを材料として作られます。その結果、高トリグリセリド血症を発症します。同時にHDLコレストロールも上昇。過度のアルコール摂取は肥満や高血圧を引き起こし、脳血管障害や冠動脈疾患の...
2024.09.19 20:42コレストロール7 運動不足食生活の欧米化と運動不足から摂取カロリーが消費カロリーを上回り肥満になる人が増えました。肥満とは体脂肪が過剰に蓄積した状態です。腸の周囲に脂肪が蓄積する内臓脂肪型と皮下組織に脂肪が蓄積する皮下脂肪型があり、生活習慣病は内臓脂肪型肥満によるリスクが高いと言われています。内臓周辺に蓄積する脂肪は血液中の脂質濃度を高めます。運動や減量で中性脂肪を下げることができます。食事(摂取カロリー)と運動(消費カロ...
2024.09.18 20:45コレストロール6 食べ過ぎ脂質異常症は生活習慣や基礎疾患を原因とする「続発性」と体質や遺伝子異常による原発性があります。ここでは生活習慣による脂質異常症の原因に迫ります。LDLコレストロールが高くなる原因に飽和脂肪酸の摂りすぎがあります。肉の脂身やバター、ラード、生クリーム、インスタントラーメンに含まれます。食品に含まれるコレストロールよりも飽和脂肪酸の方がLDLコレストロールを高くする影響が大きいです。中性脂肪が高くなる...