脂肪の消化
脂肪はタンパク質、糖質とともに体に必要な栄養素の一つです。食べ物から摂取する脂肪の多くは中性脂肪(トリグリセリド)。糖質に脂肪酸が3つ結合しています。膵液の消化酵素の一つリパーゼによって小腸粘膜上皮細胞で消化されます。リパーゼは水溶性なのでそのままでは脂質と分離してしまいます。そこで胆汁が登場。肝臓で作られた胆汁は十二指腸で排出され脂質を小さな粒子にして包み込みます。石けんと同じ界面活性作用で、あたかも脂質が胆汁に溶けたかのような状態にしてリパーゼの作用を受けます。これにより脂肪はグリセロールと遊離脂肪酸に分解されます。胆のう、肝臓、十二指腸、小腸が健康であることが、年老いても肉や魚を食べられる条件になります
No.2121
1180 days until the end of the first phase
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