鶏始乳72/72

きょうから七十二候は72番目の鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)が始まります。七十二候の最後です。鶏が卵を産み始めるという意味です。現在のような養鶏は明治時代以降、それまでは鶏が卵を産む春から夏にかけてしか入手できませんでした。立春が近づくと卵を産み始める鶏が出てきたのでしょう。鶏は時を告げる鳥として神聖視されていました。卵はとても貴重なものでした。とくにこの時期の卵は寒卵と呼ばれ、時間をかけてゆっくり育つ栄養価の高い卵として重宝されました。庭に放し飼いにしていた「庭つ鳥」が鶏の語源です。時間の流れ、季節の移ろいを二十四節気と七十二候、雑節で感じていた150年前までの先達たち。いままさに冬が底を迎え、新しい春が間近に迫っていることを共感しましょう

1月30日(木)は定休日です

No.1992

12月27日調理の麻婆野菜とエビ炒飯

1309 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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