塩物語12 流下式塩田
昭和に入ってから煮詰め工程に改革がありました。平釜から蒸気利用式塩釜・立釜が導入されました。煮詰める時に発生した蒸気を予熱釜のかん水の中にパイプを通して熱源として使いました。さらに立釜(真空式せんごう缶)が完成します。釜の中の気圧を下げると沸点温度が下がる性質を利用して発生した蒸気を順次熱源として利用できるようになりました。これまでの肉体労働が装置の監視作業に変わります。戦後、入浜式塩田から流下式塩田に転換されました。地盤に傾斜をつけ粘度かビニールを敷いた流下盤を作り海水を流します。これを繰り返し最後に枝条架を通してかん水を作りました。砂を運ぶ必要がなくなり労働力は大幅に軽減されました。1970年過ぎまでこの方法で製塩されました
5月3日(金:文化の日)の昼は通常営業、夜は貸し切りです
No.1720
3月16日調理の海老玉(予約必要)
1581 days until the end of the first phase
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