箸の歴史5
軍事力で江戸に幕府を開いた徳川政権時代。17世紀初頭、懐石料理に酒宴を入れた会席料理が発達します。幕府は漆奉行を置き、漆の管理や吟味、配分を行い各地に漆器の名産地が誕生しました。18世紀になると箸にも漆が塗られるようになります。それまでの木椀や漆椀に加えて1730年ごろ、陶磁器の食器が普及し始めました。1783年出版の「万載狂歌集」に割り箸の原型(割りかけ箸・引裂箸)が記載されます。箸に切れ目をつけ使うときに割って二本にします。これは使用前の清潔感を強調する意味がありました。19世紀後半、封建制度の固定化により身分によって異なる膳が普及します。庶民は粗末で塗料や漆のはがれた箱膳や宗和膳を使いました。商家は朝は味噌汁のみ、昼は魚が安ければ食べ、夜は漬物のみと「幕末百景」に記されています。白米はとてもぜいたくな食べ物でした
3月24日(日)の昼は貸し切り、夜は休みです
No.1680
2月23日調理の肉野菜炒め
1623 days until the end of the first phase
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