消泡剤
消泡剤は製造用材等の一つです。天ぷらやフライの揚げ油、豆腐製造時の豆乳の泡消し、果実ジャム製造時の泡消し、ウイスキーなどの酒精発酵時の泡消しなどの目的で使われます。材料はシリコーン樹脂やグリセリン脂肪酸エステル。液体の状態が安定していると泡が発生します。消泡剤はすでに発生している泡の表面を不安定にして膜を破り、あらかじめ液体に含めて状態を不安定にして泡の発生を防ぎます。豆腐の原料、大豆にはサポニンという成分があり、これは水に溶かすと大量の泡を発生する特徴があります。昔は職人が手作業で泡を除去しました。現在は消泡剤を使うことによって安定的に大量の豆腐を作れるようになりました。消泡剤は加工助剤なので最終的な加工食品には残存しません。そのため安全性が高いとされています。加工助剤は原材料表示の義務がないので使用されていても表示されていないこともあります。最近では製造技術の発達により「消泡剤不使用」と表示された豆腐も流通しています。栄養面はまったく変わらないので添加物に抵抗感のある方にはおすすめします
10月5日(木)は定休日
No.1509
9月3日調理の蒸し餃子
1792 days until the end of the first phase
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