彼岸の入り
ことしは今日から秋の彼岸が始まります。仏教では人間が生きる世界を此岸(しがん)、その反対側に極楽浄土の彼岸(ひがん)があります。春分と秋分の時期は太陽が真東から上がり真西に沈みます。此岸が真東、彼岸が真西にあると仏教の聖地インドでは古くから考えられていました。そこで此岸と彼岸の距離がもっとも短くなる時期に六波羅蜜と呼ばれる修行を僧侶が行いました。古来日本では仏教伝来以前から作物を育てる太陽を信仰する日願(ひがん)があり、これと仏教の彼岸が結びつきました。彼岸は昼と夜の時間が同じになる日を中日としてぞの前後3日間の合計7日間のこと。ことしは9月23日が秋分の日なので3日前のきょうが彼岸の入り。お墓に花を供えるのは六波羅蜜の一つ忍辱(にんにく)の修行を実践するためです。忍辱は悲しみや怒りにとらわれないで常に笑顔で明るく過ごす生き方を目指します。やがて枯れていく花を飾り、命には限りがあり、今を感謝して生きられるようにとの願いが供花にはこめられています
9月20日(水)は定休日
No.1494
8月18日調理の海老野菜炒め
1807 days until the end of the first phase
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