大寒
稲作の目安になった太陽の天球上の道筋(黄道)をもとにした二十四節季。日本には中国から奈良時代に伝わります。月の動きをもとにした太陰暦は一年に30日近くもずれていくので農耕の目安にはなりません。そこで日本では長く太陰暦と二十四節季を組み合わせた太陰太陽暦が使われました。二十四節季はきょうから最後の24番目、大寒が始まります。地球が太陽の周りを回っているとは思っていなかったので地上から見える空の低い位置を運行する太陽に冬を感じました。その極めが大寒。手が切れるほど冷たいこの時期の水は雑菌が繁殖しにくく長時間腐りません。上下水道が普及するまでは汲み置きをして薬や料理に使いました。酒、醤油、みりんは寒仕込み(寒の水を使う)すると雑菌が繁殖せず、発酵がゆっくり進み、味に深みが出ます。七十二候もいよいよ70番目、款冬華(ふきのはなさく)が始まります
No.1251
12月11日調理の肉野菜炒め
2050 days until the end of the first phase
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