ひしおの伝来
米の生産で補完的食料だった米が食の中心になっていくと人々は定住型の暮らしに移行していきました。弥生時代の後半、紀元前250年ごろから600年ごろまでの850年間、日本列島にはムラを統合したクニが100以上も成立しました。クニが大きくなると大王だけでは統治できなくなり外交、軍備、会計、土地管理などの専門職が生まれました。富を持つものと持たざる者の貧富の差が大きくなっていきました。民衆は竪穴住居や平地住居、高床式住居に住み、豪族は柵や濠をめぐらせた居館に住みました。居館は余剰生産物を保管する役割も担いました。蒸籠が開発され蒸し料理を作っていました。魏志倭人伝には日本人は魚を生で食べるという記述があります。民衆の住居にはかまどが誕生し、少ない燃料で料理ができるようになりました。大陸から醤(ひしお)と言われる調味料が伝わり、現在の醤油や味噌の原型になりました
No.1188
10月8日提供の蒸し魚(コース料理用)
2113 days until the end of the first phase
0コメント