外食スタイルの変化

コロナウイルスがまん延する以前は企業や役所単位の大きな予約が多くの飲食店にありました。新年会、歓送迎会、暑気払い、忘年会など季節ごとのイベントが飲食店を売り上げで支えました。感染予防目的で企業や役所は社員や公務員に対して外食そのものを自粛するように指示(実質的な命令)を出しました。当然ながら、部署ごとの宴会はすべて無くなりました。感染の初期に官公庁や国会議員が宴会を実施したことを、メディアが大きく悪いこととして報じました。それも家族や友人単位の宴会まで消えてしまったことに影響を与えたと感じます。ファストフードを除き、飲食店の売り上げはフードとドリンクで構成されています。宴会が減るとその比率が大きくフードに傾きます。FD比はドリンクによる売り上げが重要です。大きな飲食店、老舗の料理店がたくさん閉店したのはドリンクが出せなくなったことが理由の一つでしょう。日本の食文化としてお酒は夜に飲み、昼から飲むのは不謹慎という風習があります。遺伝的に日本人はアルコール分解酵素が少ないので昼から飲むと酔っ払いが増えて仕事にならないという問題があるのでしょう。大宴会は復活しないかもしれませんが、家族や友人単位の小宴会は、ひとのつながりを再確認する場として戻ってくることを願っています

6月2日(木)は定休日

No.1021

5月7日。友人同士の予約で準備したテーブルセット

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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