いとなみ

江戸いろはかるたの「ひ」は貧乏暇なしです。貧しい生活に追われて働き通し、他のことをするゆとりがないという意味です。この暇なしは形容詞で「イトナシ」と読みました。これが「イトナミ」の語源になったと言われています。大きな会社を営んでいると言ったら嫌味に聞こえ、家族と別荘に行くので忙しいというのは営みとは呼べません。住宅街の隠れ家、ターゲットは近隣にお住いの方々という限定的な食堂は開店から繁盛とは無縁な運命を背負いました。そこにコロナのわざわいが長く降りかかりました。今週でようやく長かった営業制限が全面的に解除されそうです。営業制限に関係なく感染者は増減したとしか思えません。それでも休業せず営業を続けて来られたのは定期的に足を向けてくださったお客様のおかげです。生きていくのに必要な飲食を扱う店は休んでしまうと再び活気を取り戻すのに長い時間がかかると専門学校で教わりました。多くの方々が外食を自由にする生活様式に戻るのは来年までかかるでしょう。衛生と感染予防に配慮しながら今日も営業を続けます。坊主(来客のない日)を繰り返しながら、仕入れ管理や仕込み調整、光熱費削減や調理作業変更など多くの工夫をたっぷり考えることができました

10月19日(火)のランチは貸し切り、17時以降は都合によりお休みさせていただきます

No.799

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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