蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
昔の日本ではコオロギ(蟋蟀)をキリギリス(螽斯)と呼んでいました。秋が深まりコオロギが羽をこすり合わせる音が聞こえる時期になりました。密閉度の高い昨今の住宅では家の外の虫の音は聞こえないかもしれません。私が子どもの頃の便所は汲み取り式で、たいがいカマドウマが住み込んでいました。建付けの悪い雨戸の隙間から虫の音が屋内に届きました。月の満ち欠けのように、弱っていく鳴き声に「哀れ」「侘び」を感じる生き物への愛が人々のこころを引きつけてきたようですね
10月19日(火)はランチのみ、17時以降は都合によりお休みさせていただきます
No.798
10月3日の山崎農園。畑の虫も少しずつ少なくなってきた気がします
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