片栗粉

かつての播磨の国、越前の国などで栽培された片栗の根から精製したでんぷんが片栗粉です。幕府に献上されるほどの高価な品物でした。生産量が少なかった片栗粉が庶民に流通したのは北海道の開拓と関係します。ジャガイモが栽培されるようになり、1882年(明治15年)にジャガイモでんぷんを使った片栗粉(ややこしい)が生産され始めました。60度の熱と水で糊化(こか:のり状になる)を始めて強い粘度を増して料理のとろみに使われます。でんぷんは体内でブドウ糖になってエネルギー源になります。漂白剤と混ぜてカビ取り、グリルに水と混ぜて入れておくと汚れ落とし、マニキュアに混ぜるとマットネイルに、重曹と水とともに入浴剤に。用途は食用以外にもたくさんあります

10月17日(日)は都合により臨時休業させていただきます

No.797

10月2日調理のエビチリ。ソースには水溶き片栗粉を入れてとろみをつけています

佐々木食堂

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