雉、鶴、鴨
鶏の祖先は南アジアの4種類の野鶏(やぶにわとり)と言われています。その後、中国で家畜に改良されました。日本には紀元前3000年頃には伝わりました。当初は家畜でしたが奈良時代、平安時代にたびたび「食肉禁止令」の対象になりました。それは時を告げる役目と闘鶏のためでした。当時の食用鶏は雉(きじ)が主流でした。江戸時代に入り鶏や軍鶏を食用とする書物が作成されています。それでも最上の食用鳥は鶴(つる)で、庶民は鴨(かも)でした。焼き鳥は米作の妨げになる雀(すずめ)を捕まえて幕末に串焼きにしたのが始まりです。昭和に入り敗戦後にサッカリンを使ったタレで味付けをした焼き鳥が飢えた人々の胃袋を満たしました。昭和30年代に入って食用鶏(ブロイラー)の生産が始まり、多くの人々が鶏を食べるようになりました
10月17日(日)は都合により臨時休業させていただきます
No.795
10月2日調理の鶏唐揚げ
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