稲刈りへ向けて

今日は秋分の末候にあたる七十二候の「水始涸(みずはじめてかる)」。田んぼの水を抜いて稲刈りに備える時期が到来しました。新米が待ち遠しいですね。100年ぐらい前までの日本では米は人々の命そのものでした。幕府が旗本などの武士に払った給与は米でした。江戸幕府は公式には一両を一石(1000合)として固定させました。しかし物価は上下するので実際の町場では幕末には一両がわずか0.086石(86合)にまで高騰しました。武士は幕府からの給与だけでは生きていけず、諸大名も藩の財政破綻が大きな問題になりました。後に内戦にまで発展した19世紀後半の日本社会は経済的に大きな行き詰まりの渦中でした。1000合あれば一人の成人が200日は生きられました。しかし86合ではわずかに17日分。食べるものが乏しくなった武士たちの不満が政治権力へ向かってもおかしくないですね

10月3日(日)の17時以降は貸し切りです

10月5日(火)の17時以降は都合によりお休みします

No.783

9月17日調理の一口海老炒飯。コース料理の〆です

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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