にんにくB1

硫黄化合物であるアリシンは疲労回復のもとになり、ニンニク特有の香りを発します。もとは無臭のアイリンが、切ったり潰したりすることでアリイナーゼ酵素と反応してアリシンになります。丸ごと焼いても匂わない理由です。茎の一部が変形した鱗茎と呼ばれる部分が可食部です。地下茎の一部が変形したもので、厳密には根の一部が変形した球根とは異なります。玉葱も鱗茎が可食部です。アリシンは胃液の分泌を助けるので、タンパク質の消化を促進し、代謝を高めて、疲労を回復させます。糖質(米や小麦、イモなどの炭水化物に多く含まれる)は、体内でエネルギーになります。それを助けるのがビタミンB1です。ビタミンB1がないと糖質はエネルギーに変換されません。ビタミンB1は水溶性なので体内にとどまりにくいので継続的に摂取する必要があります。しかし、ニンニクに含まれるビタミンB1は体内でアリシンと結合してニンニクB1(アリチアミン)という脂溶性のビタミンになり体内に長くとどまります。これによって糖質がエネルギーに変わりやすくなり、疲労回復につながるのです。完全無農薬栽培のニンニクを収穫して乾燥させています

佐々木食堂

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