90%の栄養は皮にあり
私たちが食べる米は、米粒の「胚乳」と呼ばれる部分です。とてもおいしい部分です。しかし、米の栄養は胚乳を包む皮部分に90%以上含まれています。米に皮がついた状態を玄米と言いますが、まずくて調理時間が長く消化吸収しにくいので皮は除去されます。これが「ぬか」です。糠(ぬか)漬けは米の栄養が漬けた野菜にしみこむので、結果的に野菜そのものよりも栄養価が高くなります。食堂の糠には天然りんご酵母と天然みかん酵母を入れて乳酸発酵させたものがあり、それぞれ乳酸菌が作られています。漬物といっしょに乳酸菌も摂取できます。乳酸菌は胃酸に強く、生きたまま腸に届いて腸内環境の改善をします。動物性の乳酸菌は胃酸に弱いので死んでしまいますが、腸内で善玉菌の餌になるので無駄ではありません。ウイルスや菌と戦い健康を維持する免疫細胞の70%は腸内にあります。腸内環境が改善されると免疫細胞も元気になり、ウイルスや菌に負けない体を作ります
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