食の五色

曹洞宗の開祖、道元は「典座教訓(てんぞきょうくん)」のなかで、食事の「五味・五色・五法」について触れています。中華料理、韓国料理、日本料理に共通する考え方です。典座とはお寺で食をつかさどる僧のことです。甘味、塩味、酸味、苦味、辛味が五つの味です。白、黒、赤、黄、緑が五つの色です。とくに赤、黄、緑は食欲を増す色です。生、煮る、焼く、揚げる、蒸すが五つの調理法です。これらを一つの料理にバランスよく調えることで、健康が保たれます。800年も前に書かれた本ですが、現代にも通用する考え方には驚きます。五つの色の食材はそれぞれが健やかにする内臓を別々に担当しています。だから、少しずつでもそれぞれを食堂の料理に入れられるように配慮しています

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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