蚯蚓出20/72
きょうから七十二候は20番目の蚯蚓出(みみずいづる)が始まります。ミミズが土を耕すことは古くから知られていました。日本では「自然の鍬」、古代ギリシアのアリストテレスは「大地の腸」と呼んでいました。英語ではearthworm。地球の虫。進化論のダーウィンは晩年の研究をすべてミミズに捧げます。無機質な石の上にミミズを何年も飼い、数年後に土ができていくことを確認しています。ミミズは腐葉土を食べ、窒素やリンを含む栄養たっぷりの糞をします。その糞が微生物たちの住処になり、さらに分解され、肥沃な土を作ります。健康な土には1gの中に1億もの微生物がいると言われています。土中を動き回るので、空気や水の通り水ができ、鍬を入れなくてもフワフワの土を作ってくれます
No.2092
5月9日の小雀農園。ジャガイモとインゲンが生長中
1209 days until the end of the first phase
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