美味しさとは3:触覚
美味しいという感情の3%は触覚によるものです。手触りや舌触り。手でパンをちぎったときのフワッやモチっの感覚。プリンを口に入れた時のとろけるような感覚。ビールをグイっと飲んだときの喉に感じるシュワっとした感覚。16世紀に来日したイエズス会のルイス・フロイスは「日本では箸を使うがヨーロッパでは手食する」と記述しています。当時でもヨーロッパでは手食が主流でした。パスタの流行で手食は減りますがパンやサンドイッチなどは当時の名残として手食です。日本では平安時代の遺跡から庶民の暮らしにも箸が使われいたことが分かっています。中国から伝わった箸文化が急速に広がりました。ただし、寿司やおにぎりなど手食が残っています。アフリカ、中近東、東南アジア、オセアニアなど世界の44%の人たちが今でも手食しています。口に入れても大丈夫なものなのかを感じるセンサーとしての役割が手にあり、それが美味しさという感情にリンクしていったのでしょう
No.1945
11月3日の小雀農園。大根の本葉
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