箸の歴史2

710年、平城京に都が移りました。当時は料理人のことを包丁人と呼びました。脚のある食台(台膳)に皿(高坏)を乗せ食事を盛りつけるようになります。平城京遺跡からは檜の箸と食器類が出土。古事記が編纂され箸拾い神話が掲載されました。日本書紀には箸墓神話が記述されます。正倉院には檜の箸と食器類が所蔵されました。この頃から祝い箸が登場します。木の椀を専門に作る木地師が誕生。794年、平安京に都が移りました。貴族社会は銀の匙と木製の匙を使い分けるようになりました。庶民は竹か木の箸と木製の椀を使っていました。この頃から木製の椀への漆塗りが始まります。宮中の女官が箸を入れる袋を作りました。1150年の信貴山縁起絵巻によると、銘々膳が普及し、箸のみでの食事が定着し始めます。貴族と庶民の区別なく二本箸だけの食事が始まりました。当時の食事マナーをまとめた「衛生秘要妙」に食事中の会話は禁止、話しながら食べると胸や背の痛みを伴うと記載されました。仏教の広まりとともに精進料理が発達します

3月21日(木)は定休日です

No.1677

2月18日調理の海老炒飯と蒸し餃子

1626 days until the end of the first phase

佐々木食堂

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