ウェルシュ菌

通称「給食病」と呼ばれるのがウェルシュ菌による食中毒です。カレーや煮込み料理など多くの人が集まる大鍋を使った大量調理によって作り置かれた食品が発生源になることが多いからです。ウェルシュ菌は100度で1時間の加熱にも耐える芽胞(がほう)を作り通常の加熱調理では死滅しません。ウェルシュ菌は人や動物の大腸内にいる常在菌です。下水、河川、土壌など広く自然界にも存在します。偏性嫌気性があるので酸素がない、あるいはわずかな状態でも生き続けます。そのため長時間の加熱で多くの細菌が死滅したカレーや煮込み料理の内部は増殖に最適な環境になります。ウェルシュ菌は通常の状態では毒性を出しません。しかし、増殖に適した温度帯(12度から50度・43度から45度が最適)に食品を長く放置すると発芽して増殖します。発芽するときに芽胞を作り、その時に毒素を出します。加熱調理した料理はすぐに食べる、残りはすぐに冷却する、小分けするなどの方法で食中毒を防ぐことができます

2月27日(火)は昼のみの営業です

No.1654

1月27日調理の麻婆野菜

1647 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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