鶏始乳72/72
きょうから七十二候はラスト72番目の鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)が始まります。現在は人工的に年中産卵するように鶏を育てています。自然の中で鶏を育てていた頃は冬になると卵は得られませんでした。とや(鳥小屋)で鶏が卵を抱くようになる大寒の終わり、少しずつ春の訪れを期待しました。寒中の卵は時間をかけてゆっくり育つので一年の中で栄養価が高く濃厚になります。鶏の祖先は野鶏という雉の仲間です。家禽になったのは4000年前。日本人が鶏肉や卵を食べるようになったのは江戸時代に入ってからです。庶民にとっての卵はとても高価な食べ物でした。鶏は長く鳴き声や容姿を楽しむ愛玩鳥でした。朝に鳴くので夜と昼の境目を告げる霊鳥として神聖視されてきました。卵を抱いている間は次の卵を産みません。現在は人が毎日とってしまうので1日1個産みます。自然の鶏の寿命は10年から15年、これに対して採卵鶏はわずか2年です。食肉になる鶏(ブロイラー)は生後2ヶ月弱で出荷されています
1月30日(火)は昼のみの営業です
No.1626
12月16日調理の麻婆野菜
1675 days until the end of the first phase
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