七草がゆ
きのうは春の七草を使った七草がゆを食べました。もともとは中国の前漢(紀元前3世紀)の時代に元日から数えて7日目に人の日として占いを立てたことが始まりです。さらに唐(7世紀)になると人日(じんじつ)の日に7種類の若菜を入れた汁物を食べて無病息災を願いました。役所の始まりが7日だったので官吏昇進があり、かゆを食べて立身出世を願うようになりました。この風習が奈良時代(8世紀)に日本に伝わりました。年の初めに若草を摘み生命力をいただく「若菜摘み」と7種類の穀物でおかゆを作る「七種かゆ」の風習が結びつき、七草がゆとなりました。江戸幕府(17世紀)は五節句を定めます。それ以降、人日の節句(1月7日)と七草がゆがセットになりました。せり・なずな(ぺんぺん草)・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)が春の七草です。この七種は後年になって決まったことなので、そろわなければもちろん他の野菜で大丈夫です。初日の出とともに各家を訪れる歳神様が滞在する「松の内」が7日で終わります。松飾りは7日以降に片づけましょう
No.1604
世界に平和が訪れますように
1697 days until the end of the first phase
0コメント