年の瀬
瀬とは川の流れのことです。年の瀬とは年末に訪れる大河の流れ。これを無事に超えて新しい年を迎えられるように願いました。無事に済ませたのは借金払いです。現代と違い、多くの支払いが江戸時代まではお盆と暮れの2回でした。そのため商家では年末に多くの集金をすることが重要でした。それまでの借金を全部支払ってすっきりした気持ちで年を越せる人ばかりではありません。お金が用意できない人たちは借金取りから逃げ回り、大みそかの夜が過ぎるのを待ちました。新年になれば借金はお盆まで取り立てないという暗黙の了解があったからです。大きなお金が動き、商家の蔵に大金が集まる年末は物騒な事件も発生しました
No.1269
10月16日のコース料理「麻婆野菜」
1732 days until the end of the first phase
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