アニサキス

これまで食中毒のもっとも大きな原因はノロウイルスでした。しかし、昨年はアニサキスが件数としてもっとも多く報告されました。アニサキスは海洋生物に寄生する寄生虫。もともとはクジラやイルカなど哺乳類に寄生していましたが、そこからオキアミなどのプランクトンへ、それを食べるイカや魚へと寄生が広がりました。もっとも多いのはカツオです。次に多いのがサバ。透明ですが2cmから4cmあるので目視は可能です。海洋生物に寄生しているときは問題ないのですが、ヒトの胃に入ると苦しさから胃壁を食い破ります。腸でも食い破ります。これが強い痛みを発します。病院で胃カメラで確認しながら取り除く必要があります。-20度で24時間以上、60度以上で1分から3分で死滅します。生食がもっとも危険です。丸一日冷凍してから解凍すれば安全です。わさび、酢、塩はまったくダメージを与えません。胃の痛みは食べてから2時間から8時間後、腸の痛みは食べてから数時間から数日後に起こるので、酢締めや刺身を食べた後は胃腸の変化にしばらく留意しましょう

11月15日(水)は定休日

No.1550

10月7日のコース料理より「お刺身三種」

1751 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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