半夏生30/72

きょうから七十二候は30番目の半夏生(はんげしょうず)が始まります。田植えの終了を告げる半夏が生え始める時期になりました。草木や空模様など自然の変化と稲作は一体化していました。半夏とはサトイモ科のカラスビシャクという薬草です。夏の半ばに花を咲かせるので半夏と呼ばれました。土中にできる球茎(きゅうけい)を乾燥させると生薬になり咳止めとして使われました。また半夏とは別に半夏生(ハンゲショウ)という植物があり、葉の半分が白くくっきりと染まる特徴があります。半夏生の頃に花が咲くのでハンゲショウと呼ばれるようになり、葉の特徴から半化粧という字をあてることもあるそうです。農作業の中でも重要かつ重労働の田植えに一区切りをつける時期、半夏生は雑節の一つして農家に短い休みをとらせました

No.1414

6月4日の小雀農園。つるなしインゲン「サクサク王子」の花

1887 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

0コメント

  • 1000 / 1000