彼岸の入り
昼間の時間と夜の時間が同じになる春分と秋分。自然の偉大な力から恵みを受けたり、反対に翻弄されたりした時代、太陽の力が増す春分と太陽の力が弱まる秋分は大きな暦の境界でした。その3日前から3日後までを彼岸(ひがん)と呼びました。仏教の彼岸の考え方からという説とそれ以前から日本にあった太陽信仰の日願からという説があります。極楽浄土の彼岸は西方にあるので太陽がほぼ真西に沈む(彼岸までの距離が最短になる)春分と秋分は修業にふさわしい期間とされました。ことしは今日から彼岸が始まります。此岸(しがん・この世)の私たちが彼岸の時期にお墓参りをすると、やがて極楽浄土へ行けると信じられていました。お盆のお墓参りとは意味が異なりますね
No.1308
2月18日撮影。コース料理の前菜
1993 days until the end of the first phase
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