とし
古来「とし」とは穀物のことでした。とくに稲のことを呼びました。また稲が実ることもとしと言いました。食料以上に価値のあった米は神が宿る神聖な食べ物でした。時の単位の一年を「とし」と呼ぶのは穀物の収穫サイクルが暮らしのサイクルと同じだったからです。年神様は田の神、農耕神として敬われました。歳神様・とんどさん・恵方様・お正月様・トシドシ・どんど・どんどんなど地域によって呼び方が異なります。ふだんは山々に宿る祖先の霊が春になると田畑に降りてきて農耕を見守る祖霊信仰とも合致しました。年神様が元日にやってくる方角が恵方です。恵方は運気のよい方角とされ毎年異なります。門松を頼りに訪れた年神様は7日が終わるとお帰りになります。8日の朝に松飾りは塩を振って白い紙に包んで処分したり15日の小正月でお炊き上げしたりしましょう
No.1239
12月3日コース料理の前菜
2062 days until the end of the first phase
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