初競り
市場(いちば)はおおむね今日から始まります。一年の最初に行われる競りが初競り(はつせり)。売主である卸売業者が買主である仲卸業者に販売価格を競わせてもっとも高い値段をつけた業者に販売する仕組みです。水産物、青果、枝肉などの初競りが有名です。季節の初物は珍しく、鮮度もいいのでふだんの競りよりも高騰します。ご祝儀や宣伝の意味もあって小売価格に転嫁できないほど高い値段で競り落とされるマグロは有名です。さまざまな理由から昨今は市場を通さない市場外取引(産地直送)が増えています。回転寿司が安いのは経営会社がマグロ漁船を丸ごと買ってその場で解体し冷凍しているからです。米や果物もネットを通じた産直販売が伸びています。市場は法律によって衛生面でも公平性でも厳しく取り締まられているので、食品の安定供給と安全な扱いが約束されています。目利きの存在によって美味しい食材の選別も行われています。輸入青果と水産物の市場経由率は50%を切っています。外食チェーンや大型スーパーなどで安い料理や食材を目にしたときは「なぜここまで安くできるのか?」と考えてみましょう
1月6日(金)より営業開始
No.1236
12月2日調理の肉野菜炒め
2065 days until the end of the first phase
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