正月と農耕

約150年前までの日本社会では米は食料以外に経済を支える貨幣的な価値がありました。各藩では農地をまわり稲の生長を調べ農民たちに指南したり作付け状況を調べたりする役目があったほどです。武家の俸禄が米だったからです。新しい年を迎えると年神に秋の豊作を祈る行事がたくさんありました。みそぎをして祈りを捧げたのが正月の起源です。中国では1月を正月と呼びます。今の日本では3日までが正月、7日までが松の内、15日を小正月と呼び分けています。高級だった餅を使って土地の産物とともに鍋で煮た雑煮は縁起のよい料理として武家や公家が口にしました。人が多く集まる正月にちょっと贅沢な気分を味わうために庶民が口にしたのがすき焼きです。名古屋を中心に東海地方で大晦日に食べ始めたそうです。米が育たない中国北部では旧年中に準備した餃子を年明けに家族みんなで食べる習慣があります

1月6日(金)より営業開始

No.1234

12月2日のほうれん草

2067 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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