「日本の食生活全集」より

20世紀前半の庶民の食事を聞き取りした「日本の食生活全集」(農山漁村文化協会)の『聞き書 愛知の食事』に太平洋線以前の愛知で暮らした庶民の食事が紹介されています。都市部で始まった洋食の習慣が少しずつ地方に広がっていた時期です。それでも多くの農村や漁村ではそれまでと大きな違いはなかったようです。朝食は麦飯・大根と茄子の味噌汁・梅干し・らっきょ漬け、昼食は麦飯と味噌汁の残り・茹で茄子・胡瓜の塩もみ、夕食は麦飯・カボチャとジャガイモの煮つけ・大根おろしとジャコという記録があります。稲沢市の記録ですが米は7分搗きで3割、残りが麦の麦飯でした。油を使っていません。炒める調理がありません。たんぱく質が極端に少ない食事です。写真撮影が始まり、平均身長がとても低い大人たちがたくさんいたことが分かります。これは栄養失調が大きく関わっているのでしょう

No.1209

11月4日調理のエビチリ

2092 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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