掻敷
和食用語に掻敷(かいしき)があります。皿に敷いて料理を乗せます。もとは葉に料理を乗せたことに由来するそうですが、和食の掻敷は美の追求の意味があります。葉を敷くのが葉掻敷、紙を敷くのが紙掻敷、それ以外が青掻敷。和食は仏教の伝来とともに大陸から伝わった料理が基になっていますが室町時代以降、茶道の影響を強く受け料理に四季を反映させることに主眼が移ります。掻敷はその大切な要素でした。紙掻敷は二つに折った頂点が左側が上部にあるのが吉掻敷、右側が上部にあるのが凶掻敷。使う場面によって折り方が異なります。外食先で紙掻敷を見たら使い方や向きが適正か確認するとお店の本気度が分かります。葉掻敷も季節を表しているかチェックできますね。食堂は中華ですが揚げ麺を青掻敷がわりに使っています。あんの流出を防ぎ油を吸い込み食感に変化を持たせるためです
2月22日(火)はランチのみの営業です
No.922
2月5日調理の麻婆豆腐
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