水泉動

今日から14日まで七十二候の水泉動(しみずあたたかをふくむ)です。水資源が豊富な日本の風土ではまだ寒い時期ですが、凍っていた泉の水が溶けて動き始める頃という意味です。水には硬度があります。硬度とは含まれるマグネシウムやカルシウムの量によって決まります。1Lあたり120ml未満が軟水で120ml以上が硬水です。ヨーロッパは石灰岩でできた山が多く、山地から海までの距離があるので、雪や雨が降った後、長い時間をかけてミネラル成分を含んでいきます。日本は花崗岩でできた山が多く、山地から海まで近いので、雪や雨がミネラル成分を含まないまま川や海に達します。ヨーロッパの水には硬水が多く、日本の水には軟水が多い理由です。硬水は苦く口当たりが重い水です。軟水はまろやかでさっぱりしています。日本人の口には長い時間をかけて軟水がなじみました。和食は軟水を上手に取り込んだ調理法で確立しています

10日(月)のランチは残り6席です

No.881

12月21日の山崎農園。日本の土には軟水がなじんでいます

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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