持続可能な社会からさらに先へ

海に捨てられるプラスチック。長い時間をかけて砕け、とても小さなチップになります。回収されているプラスチックも再利用されずに埋め立てに使われることもあります。プラスチックは石油が原料ですが、自然界では永遠に残り続けます。魚は海水を吸い込んでえらで酸素を吸い取り呼吸しています。目に見えないサイズのマイクロプラスチックが大量にえらに付着したり、そのまま胃袋に吸い込まれたりします。その魚をさらに大きな魚が捕食します。マイクロプラスチックがどんどん凝縮された状態で大きなサイズの魚にたまっていきます。カツオ、ブリ、マグロらの生態系へいずれ大きな影響を与えるでしょう。スーパーの総菜売り場では多くのプラスチック容器が使われています。私はそれを見るたびにため息をこぼします。食堂ではコロナ対策で容器返還システムのテイクアウトを始めましたが、その容器はプラスチックです。やがてそれらは製品プラごみとして捨てます。コンビニやファミレスではプラスチックから紙製品への転換をはかっています。紙は燃やせば灰になります。しかし、燃やすためのエネルギーが永遠に必要です。なんでも紙にすれば持続可能だとは言い切れないことを考えます。まだ決めていませんが、食堂のテイクアウトはいずれ終了するかもしれません

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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