子食(こしょく6)
家庭に大人が不在になり、子どもだけで食事をする形態を子食と呼びます。核家族の増加、共働きの増加、時間外労働の日常化などが背景にあります。家庭の大人が父と母だけになり、さらに仕事で家を空ける時間が多くなれば、残されるのは子どもだけになります。また離婚や死別などで、一人親世帯はもっと深刻です。平成24年版の内閣府による調査では、朝食を一人で食べる子どもは1割にも達しています。親は子どもが好きな料理を作り置きしがちなので、好き嫌いと栄養の偏りがある子どもになります。食後の食器の放置や口中の未洗浄など不衛生な状態も生じます。乳児や幼児を家庭に置き去りにして何日も家を空ける悲惨な事件も報じられました。食堂に来るお客さんの子どもを見ていると、これまでの育てられ方や親子のかかわりが分かります
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