ショウガオールとシトロネラール
5月から7月が旬の生姜。ショウガ科ショウガ属で国内では4万トン弱生産されています。高知県が4割のシェア。食堂では皮は仕入れた魚の消毒殺菌用として使っています。可食部は根ではなく、地下茎です。熱帯アジアが原産で、中国やインドでは2000年以上前から利用されていたそうです。それがヨーロッパに伝わり、イギリスでは11世紀には栽培されていた記録があります。アメリカには15世紀ごろに伝わりました。奈良時代や平安時代の史料からは生姜を食べていた記録が見つかっています。江戸時代には栽培されていました。江戸時代に谷中地区で栽培されていた葉生姜が「谷中しょうが」です。千切り、みじん切り、すりおろしにすると冷凍保存ができます。生姜の辛味成分(ショウガオール・ジンゲロン)は血行をよくして体を温める効果があります。香り成分(ジンギベレン・シトロネラール)は消臭効果や食欲増進などの働きがあります
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