2020.10.05 19:50赤星は北極星10月からメニューを改編しました。ビールの中瓶はこれまでのサッポロ黒ラベルから、サッポロラガービール、通称「赤星」に変更しました。黒ラベルは在庫が無くなり次第終了します。1876年に北海道の開拓使麦酒醸造所として開業し、1877年に生産した「札幌ビール」が現在のサッポロラガービールです。北海道開拓使のシンボル、北極星をマークに使いました。赤星は現在残っているラガービールでもっとも歴史の長いビールで...
2020.10.04 21:51千鳥酢江戸時代の享保年間。18世紀前半に京都で作られ始めた千鳥酢を食堂では使っています。京都の村山造酢という会社が醸造しています。もとは友禅染の色止めに使用していたそうです。明治時代になって化学薬品で色止めが行われるようになり、多くの製造会社が無くなりましたが、早くから食酢を扱っていた村山造酢はそのまま現在まで醸造を続けています。米と熟成した酒粕から仕込まれた千鳥酢は、まろやかな香りと味で有名料亭や寿司...
2020.10.03 20:31水始涸二十四節季には細かく3つずつの候があります。9月下旬から始まった秋分の末候は「みずはじめてかれる」。田んぼから水を抜いて稲刈りが始まる頃という意味です。南北に長い日本列島なので、すでに稲刈りが始まっているところも、まだまだ稲の成長が必要なところもあるでしょう。しかし、大きな意味で「そろそろ稲刈りの時期」になりました。夏の疲れた体を急激な乾燥が襲います。皮膚や粘膜の潤いが奪われる時期です。保湿や水分...
2020.10.02 21:36タウリンが動脈硬化を防ぐ酸化に弱い不飽和脂肪酸を酸化させないビタミンEを多く含むブリ。蒸し料理がもっとも栄養素を失わないと言われています。冷たい海を泳ぐブリの不飽和脂肪酸にはDPAとEPAが多く、血液中のコレストロールを低下させ血液の流れをよくして、脳を活性化させ老化を防ぐ役割があります。血合いには多くの鉄分が含まれているので、捨てないで食べることをおすすめします。魚肉は長く保存できないので、食堂では魚料理は予約制に変更...
2020.10.01 21:02ホワ世界の多くの場所で料理人の庖丁技が現れた飾り切りがあります。日本料理は飾り切りの宝庫です。庖丁技術を習得し、料理の盛り付けを彩り、価値を高める意味があります。「庖丁仕事をしなさい」と、専門学校ではよく言われました。未(モォ)はもっとも細かいみじん切り、丁(ディン)は1cm角のさいの目、片(ピェン)は薄切り、絲(スー)は千切り、塊(クヮイ)は一口サイズの乱切り、そして花(ホワ)は飾り切り。ほかにも短...
2019.07.02 07:54自家製野菜ひとの体は口から入るものだけでできています。料理を提供するお店として、お客さんに安全で安心な食材をそろえたいと考えました。現在、2か所の農園で、長葱・韓国カボチャ・胡瓜・茄子・ピーマンを育てています。