彼岸の入り
秋分の日をはさんで前後3日間を彼岸と言います。ことしは今日が彼岸の入りです。念仏を唱えれば阿弥陀仏がすべての無力な人々を救済するという考えが中国で発達した浄土教です。これが奈良時代に日本に伝わりました。鎌倉時代に源信と法然が浄土宗を全国に広めます。世情が大きく乱れ、不安が全国に広がっていた時代にすべての人々を救う浄土宗の教えが受け入れられました。親鸞は浄土真宗、一遍は時宗を起こします。これらも浄土教に入ります。阿弥陀仏の本願に救いを求めるので他力本願と呼ばれます。極楽と地獄の応報思想を確立し、その後の仏教の発展に影響を与えました。浄土教では極楽は西方にあり太陽が沈む方角はとても重要です。昼と夜の長さが同じになる春分と秋分はこの世とあの世がもっとも近づく日。この日に拝むと功徳が施されると信じられました。サンスクリット語でパーラミッタ(波羅蜜多)は悟りの境地に至ることです。そのための6つの徳目が六波羅蜜。春分秋分の前後3日間で一つずつ徳目を修める期間を彼岸と呼びました。布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧を意識した彼岸にしてはいかがでしょうか
9月20日(火)はランチのみの営業です
No.1129
8月26日調理の海老炒飯
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