ミナミとハエ
今日から二十四節季は10番目の小暑。同時に七十二候は31番目の温風至(あつかぜいたる)が始まります。温風と書いてアツカゼと読みます。熱を含んだ南風。江戸時代、東日本では南風をミナミと呼び西日本ではハエと呼びました。熱く強い南風を江戸っ子は大南風(おおみなみ)と称しました。ハエは主に漁師さんたちが使いました。雷雲を発生させて強い雨を降らせる南風は荒南風(あらはえ)。昨今の6月から7月に多い風です。黒い雨雲の下に吹く黒南風(くろはえ)、白い巻雲がたなびく空にそよ吹く白南風(しろはえ・しらはえ)。風に色を感じる繊細に自然とともに生きた人々の暮らしが見えてくるようです
7月7日(木)は定休日
No.1056
6月10日撮影。食堂裏の山頂から望む北鎌倉の六国見山
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