いのつく白い食べ物

ことしは明日の4月17日から春の土用が始まります。立春、立夏、立秋、立冬前の18日間を土用と呼びます。季節の移り変わりは自律神経が乱れることを経験から昔の人たちは知っていたのでしょう。暮らし方や食べ物を工夫することで体を順応させました。春の土用期間は「戌(いぬ)」の日に「い」のつく「白い」食べ物が体に良いと言われました。いわし、いくら、しらす、イカ、イナゴ、芋、大根、かぶ、いんげんなどです。夏の土用期間は「丑(うし)」の日に「う」のつく黒い食べ物が体に良いと言われたので、現在でもうなぎがたくさん売られますね。中国に古来から伝わる陰陽五行説では万物は木(春)火(夏)金(秋)水(冬)土(四季の変わり目)の5つの元素から成り立つと考えられていました。季節の変わり目を意味した土旺用事(どおうようじ)が略されて土用になりました。春土用は、やる気が出ない、情緒不安定になる時期と言われてきました。食べ物で体の内側から季節に順応していきましょう

No.975

4月5日調理の肉野菜炒め

2329 days until the end of the first phase

佐々木食堂

食の安全と 安心を通して 健康寿命を 伸ばしましょう

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