青果物の扱い
肉や魚介類と異なり青果物のほとんどは生産状態で市場に出荷され仲卸の手を通して小売り業者に渡されます。生のまま冷凍できない青果物は必然的に鮮度が重要になります。そして収穫まで長い時間がかかる青果物は作付けの段階で収量の予測をする相場的要素も含みます。ひとの胃袋には限界があるので、低価格の青果物がたくさん販売されても売り上げが飛躍的に伸びることはありません。肉や魚介類は冷凍技術の向上で一般家庭でも買い溜めができるようになりました。しかし青果物は必要な量以上の購入は期待できないのです。胡瓜の棚を撤収したので久しぶりに野菜を仕入れている八百屋さんに胡瓜の注文をしました。仕入れに行き市場の様子を聞きました。仲卸が飲食店向けの特別な野菜(家庭では普段使いしないもの)を荷受けはするけど売れないので市場で大量に捨てているとのことでした。食品の廃棄は家庭や飲食店での食品ロスと出荷前段階での規格外破棄の2種類が一般的でしたがコロナウイルス感染拡大を防ぐために、新たなかたちの食品の廃棄が大量に続いています。厚生労働省や総務省が矢面に立っていますが、農林水産省も生産者保護のために根本的な政策を推進しないと青果物生産者がどんどん作付けをためらうことになるでしょう
8月12日(木)は定休日
No.732
7月31日調理の肉野菜炒め
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