思いやり運動
教員時代にお世話になった先輩が早期退職して地域通貨運動を始めました。湘南レッツと言います。レッツはLETS。ローカル・エクスチェンジ・トレーディング・システムの頭文字。当初は和紙に木版画で富士山と江の島を描いたレッツ券を発行し、日本銀行券にかわるひととものの動きを構築する運動を展開していました。貯めても利息の付かないレッツ券は使わないと意味がありません。先輩は跡継ぎのいない農家から藤沢の俣野で農地を借り、無農薬栽培の野菜作りを始めました。その収穫物もレッツ券で交換されました。キャベツと古本とか、長ネギと買い物代行とか、メンバーが思いやりを持ち寄って活動を広げました。今はレッツ券は無くなり、本当の意味での気持ちの往復が生まれています。広い農地なので多くのひとや団体(福祉団体・養護施設・公立学校など)が一部を借りて無農薬野菜を育てています。私はそこでジャガイモのシンシアを育てています。野菜は一時期にたくさん収穫できます。作っているひとだけでは消費できないことがあります。そこで「大根を2本どうぞ」「絹さやを適当に」など専用の箱にメモが入っています。シンシアの育成期間(2月から6月)は毎週行くので、そのメモを見ながらたくさんの思いやりをいただき、お世話になった方々に配っています。もちろん食堂でもお客様に旬の元気な野菜を届けることで健康を届けています
5月16日(日)の営みは白日(11:00‐15:00)
No.643
5月5日の配達。近所に住む息子夫婦へ。教員時代から通い開店にあたりいつも勉強させていただいている大船の中華料理「来来」へ。専門学校時代に調理師免許取得のため実習でお世話になった常盤の中華料理「ちんや食堂」へ。築地に市場があった頃、季節ごとに買い出しに連れて行ってくれた近所の知人へ。妻へ。食堂へ。小さなメモとともに
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