彼岸の入り
ことしは今日が彼岸の入りです。中日(春分の日と秋分の日)の前後3日間が彼岸です。ことしの春分の日は3月20日なので3日前の今日が彼岸になります。日本後紀に「延暦25(806)年、早良親王(※謀反の疑いで死去)のために、春分・秋分を中心とした7日間、お経を転読させた」という記述があります。彼岸はサンスクリット語のパーラミーターを漢語に意訳したもので仏教でいう悟りの世界のことです。ひとが生きている世界は此岸(しがん)です。古来の日本では太陽信仰があり、これと仏教が出会い、真西に太陽が沈む日(中日)は「はるか西方の浄土に通じる」という考えと通じ先祖を供養し墓参りをする風習が広がりました。秋に収穫される小豆の皮は柔らかいのでつぶあん、冬を越した小豆の皮は固いので皮を除いたこしあんを使った餅(おはぎ・ぼたもち)を供え物にしました
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