豚の生姜焼き
生姜汁を加えたたれを豚肉に漬け込んで玉ねぎとともに炒める生姜焼き。和製英語のポークジンジャーは、厚めに切ったロース肉を洋風にソテーしたものです。1913年「田中式豚肉調理二百種」には生姜炒りの名前で登場しています。戦後、銀座の居酒屋「銭形」が出前に応じられる手早い料理として開発したのが外食用生姜焼きの最初と言われています。その後、外食産業の全国展開にともない、各地に広がっていきました。疲労回復ビタミンのビタミンB1と悪玉コレステロールを抑制するオレイン酸を含む豚肉、ジンゲロール・ショウガオールという成分が胃の調子を整え体温を上げる生姜、この2つが同時に得られる生姜焼きは健康メニューです。一般調理では豚肉をたれに漬け込むのでやや塩分が多くなります。食堂では生姜と醤油は調理過程の最後にさっと混ぜるだけにして、食材の味を活かすようにしています
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